- 不思議な一族の宿命を背負い、婚約者と始める恋の物語
- 主人公が気弱ながらも頑張る女の子
- 美形優しい少し年上婚約者
- 婚約者の弟と妹とも仲良く
- 血の因縁
現在1巻まで刊行
1巻感想
父を亡くし行き場を失った高校一年生の水無月六花。彼女の元に婚約者だという天女の末裔水無月家当主の文也が現れ彼に救われる。不思議な一族、立花の能力、そして婚約から始まる2人の恋のお話。
面白い!生きることを諦めてしまいたくなるくらい絶望していた女の子が、包容力抜群な男の子に救われるのっていいよなぁ。主人公立花の過去が本当に辛くて、絶対幸せになってほしいと思いました。自分も文也のためにと奮闘する六花の頑張り、それが色々と背負い込んでいる文也の心を癒していくのも、また素敵なんですよ。立花、可愛い。いい夫婦になりそうな2人にニコニコ。
文也の弟・妹も、個性的だけどいい子たちでよかったです。妹の卵美ちゃんは、立花とのコンビがすごい可愛い。弟の葉は、その明るさと裏腹に過酷な宿命を待ってる気がしてならないのは不穏だけれども。文也と立花の力で救えるといいなぁ。
文也は終始、優しかったですね。立花と交流していく中で、年相応の男の子らしくなっていっているのが微笑ましかったです。最初の立花への説得を読み終わってからもう一度見ると、決死で必死の説得だったんだなとなり可愛らしく感じました。
あとは月毬河童たちが、めちゃくちゃ可愛かったです。全体的にシリアスなお話の中で、ものすごく癒されました。