「双翼無双の飛竜騎士」案内

最弱と言われる地竜と契約していることから、騎士になる夢を諦めかけていた平民フェリド。小さな天竜と契約し、実家から勘当間近な名門貴族の少女ウィンディ。ウィンディが強くなるために尽くすことを決めたフェリドの竜と共に戦うファンタジー。

最初の導入から主人公フェリドの過去が描かれ、物語に入りやすくよかったです。無双とタイトルにはありますが、竜の種族差もあることから絡め手も使った泥臭い戦法が多かったのもワクワクしました。自分たちの能力、戦法を全力で出しきってようやく同じ土俵で戦えるくらいの感じだからね。

あとは、なによりヒロインウィンディの可愛さ！これに尽きました。幼なめで愛情表現が真っすぐな女の子と無自覚イチャイチャに弱いのよ。パジャマ姿でも平気で会いにきていた序盤から、フェリドへの想いを自覚して乙女になっていくところが可愛くてたまりませんでした。

底なしに優しく面倒見がいいフェリドもよかったです。恋愛面ではかなりの鈍さでしたが、真剣なウィンディの気持ちをしっかり受け止め答えを出したのポイント高い。

お互いにかけがえのない存在となった2人の今後も、もっと読んでみたいです。

新たに混成部隊を任されたフェリド、もちろん副隊長はウィンディ。ウェンディとの未来のためにも、この部隊で成功したいフェリドが新しく仲間に迎えたのは、落ちこぼれの第二王女レミリーだった。竜と共に戦うファンタジー2巻。

面白い！

新ヒロイン、王女レミリーもよかったですね。気弱で可愛らしい女の子という感じで好き。ウィンディと仲良くなっていくのも微笑ましかった。ただフェリドはウィンディとラブラブだから無理だと思うんだよなぁ……。負けが決まってる恋というところだけが心配です。

今回は、レミリー登場に危機感を持つウィンディも可愛かったです。料理練習の時の言葉が健気可愛くてよかった。変わらずグイグイ行くウィンディが、フェリドの天然攻撃でダメージ受けてるのも可愛い。無自覚イチャイチャは健在で楽しかったです。

本編は、圧倒的な強さを持つヤバい敵【勇者】との戦いが熱かったですね。特にドランがよかった。1巻では自分の竜の世話もしていなかったのに、お世話を始めたり、竜のために生身で戦ったりとフェリドをライバル視するだけでなく成長も見せてくるのズルいよなぁ。それにしてもツンデレ化してきてませんか、彼。ツンデレヒロインはここにいたのか(笑)

フェリドの力の代償は大きすぎるので、それを使わなくても勝てるような隊になるしかないんですよね。レミリーは後方支援として才能が花開いたと思うので、もう少し仲間が増えていけばきっと。

続きも読みたいです。