幻獣と人が共に生きれるようにと旅をする調査員と仲間のお話。
- 短編連作
- 幻獣と人間のファンタジー
- 主人公優しすぎて天使じゃないかな
- そんな主人公への愛が強い仲間たちもよい
全2巻完結
1巻感想
トロー可愛い!
幻獣と人が共に生きれるように旅をする調査員フェリとお供のトロー、クーシュナのお話。
おとぎ話のようなファンタジー短編連作でした。
どのお話も面白かったですが、0話からの違和感と種明かしが素晴らしかったですね。
心優しいフェリと健気可愛いトローとフェリ愛が凄いクーシュナの仲良し3人組の絶対の信頼感が大好きです。
お話では猫裁判やボーギーのコメディっぷりもよかったですが、水に棲む馬が印象的。老犬の少女への想いが痛いくらいに伝わってきました。
2巻感想
トローとクーシュナの絆をこんなに感じられるとは!やっぱりトロー可愛い。
幻獣調査員のフェリと、彼女のことが大好きなトローとクーシュナの旅と幻獣のお話2巻。
面白かったです。最初の竜が切なかったなぁ。
彼はきっと昔の自分を見ているように感じて、放って置けなかったんでしょうね。悪辣な言葉をぶつけながらも彼女がずっと傍にいる、そんな未来も彼にとっては悪くなかったはずなのに。人間である彼女の幸せを望んだ姿は、素敵なのに辛くて。
女王と醜い化け物の話も好き。きっと世界を救うのは、力なんかじゃなくて情とか愛とかなのかな。