- 処刑された皇女ミーアが、死後なぜか過去に戻ったから今度は死なないように頑張る!
- へっぽこ残念お姫様主人公
- そんな主人公がかわいい
- 処刑へ繋がる要素ダメゼッタイ!
- 周りからの評価がうなぎ上りな勘違いコメディ
- ラブ要素もあるよ
現在11巻まで刊行
1巻感想
ミーアがどこまでいけるのか楽しみ。
処刑されたティアムーン帝国皇女ミーアが、気づいたら過去に戻っていたから今度は死なないように頑張るお話。
ミーアはわがまま王女として処刑されるわけですが、環境がそうさせてしまっただけで、そもそもは素直で少し抜けている女の子かなと。残念可愛い系な姫さまだよね。
広がる勘違いと、ミーアの方向性を間違え気味な頑張りっぷりを、ほのぼのと読めました。
第一印象からは考えられないほど成長したアベルに、今後も期待したいところ。
2巻感想
ミーアよ……どこまで突き進んでいくんだ(笑)
処刑台の未来を変えるべく突き進む姫様ミーアのお話2巻。
今回は、飢饉の回避と、アベル王子の国でのお家騒動かな。なにかと我が道を進むミーアですが、アベルのことちゃんと好きなのは伝わってきました。今のアベルは、素晴らしく王子様だもんなぁ。努力家だしね。
自分のテリトリーから出ることが多かったので、割とピンチも訪れましたが斜め上のミーアらしい答えで解決していくのが面白かったです。
3巻感想
周りが地雷だらけ(笑)
ギロチン回避で気が緩んでいたミーアの元へ、未来から孫のベルがやってきて破滅の未来を告げられる3巻。
面白い!ミーアの残念さが、面白可愛くてしょうがない。
今回はラフィーナ様回でしたね。生徒会選挙編といいますか、負けられないのに、負けそうな戦いがここにある……!という厳しい状況に、なんとかなると信じつつも、ハラハラしました。
ミーアのアベル王子大好きっぷりも、素晴らしかったです。
4巻感想
ミーア成長してる、すごい!
教師不足で設立ピンチな聖ミーア学園のため、ルードヴィッヒに呼び戻されたミーアが学園長勧誘をしたり、親友に誘われた海水浴で遭難して大ピンチな4巻。
勘違いは作動しているものの、かなりミーア自身がしっかり考え行動しているように感じました。もちろん、残念姫っぷりもありつつですが(笑)キノコのくだりが、好きだったなぁ。キースウッドはよく止めたよ、うん。
アベルへの水着披露など、乙女ミーアも可愛くて大満足でした。
5巻感想
たのしいたのしい。
無人島遭難の続きから始まり、また新たな死の予言から馬術大会にでることになる5巻。
今回、盛りだくさんだったなぁ。遭難でアデルとのラブラブ増し増しなのもよかったし、死にそうな状況でもしかしてこれ最高の死に方では……?と心の中で残念ぶりを発揮するミーアも面白かったです(笑)
アンヌのアシストもあり、エメラルダ攻略完了したようで、お疲れさまでした。恋愛脳ルヴィの今後、初恋の筋肉を射止める話もぜひ読みたいところですね。
6巻感想
キノコプリンセス爆誕!
馬術大会を終えてレッドムーン家問題を解決したミーア、そしていよいよ本命の聖夜祭が開催されるキノコ尽くしな6巻。
悩んで元気がないのを、みんなが心配してくれていてミーア愛されてるなぁ、と。そして本人よりも周りの方がシリアスなのは、なんともらしいです(笑)
男子料理会やキノコ狩りとはしゃぐミーアといつものメンバーに、こちらも楽しくなりました。アベルとのラブラブも大満足。
聖夜祭では、ミーアの決断と覚悟が印象的。そして、今までの行いや人との絆がミーアを救いミラクルを起こしていくのは、爽快でした。
7巻感想
ミーアって普通に名君なのでは……?
暗殺の危機を乗り越えたミーアが、大飢饉に向けて農業国ペルージャンへ行く7巻。
前回の記憶というアドバンテージはあるものの、ミーア自身で考えて答えを出してきたからこそ、その場に最適な答えを選べるようになったんだなぁと感じる場面が多くて感動です。友情パワーの偉大さもこれまでの積み重ねだからね。
周りの評判と自身の能力の乖離がなくなってきたミーアですが、コーンローグへの私怨やキノコプリンセスっぷり、自分のプニへの甘さなど、残念かわいい部分もあって楽しかったです。
8巻感想
ミーアはいつでも平常運転。
飢饉対策も目途がついたと思ったら、皇女伝に王子シオンの死が予言されサンクランド王国へ向かうミーアたち8巻。
まず、ペルージャンでダンスだけは得意なミーアが活躍するスタートから楽しかったです。心の中は食べ物でいっぱいなのも、ミーアらしい(笑)
そしてシオンの死亡回避へ向かうわけですが、今回は必要そうなメンバーをしっかり連れてるので、今までで一番安心感がありますね。別々に集まったラフィーナ・アベルも含め主要メンバー勢ぞろいでワクワクです。
ミーアが処刑のトラウマからあまり近くに寄らなかった最強騎士ディオンの活躍が今回のキーですね。シュトリナとの連携も意外な組み合わせでおもしろかった。シュトリナのベル至上主義っぷりがかわいくて。エメラルダの残念さも好きなので、出番多めで嬉しかったです。
ミーアが死んだ世界軸でのティオーナ、シオンとキースのその後も切なかった……。基本的にみんな幸せになってないんだよなぁ。だからこそ、今のみんなの仲良しさが愛おしいですね。
へっぽこ姫ミーアならこの危機も乗り越えられるでしょう。続きも楽しみです。
シオンを弟の毒殺から守って穏便に解決せよ!ミッションの大詰め舞踏会な9巻。
面白かったー!本編では毒殺回避後、シオンによるアベルとの決闘からまさかの告白玉砕事件が衝撃でした。今まで少しずつ出てきたシオンフラグがここで回収されるのね。珍しくミーアがちゃんとヒロインとして扱われているだと……!恋愛アドバイザー(?)アンナがいなくて、あたふたしながらも、誤魔化そうとしたシオンにしっかり答えを伝えたのがミーアよく頑張ったね!となりました。イケメンからの告白を断ってちょっと惜しくなってるのもミーアらしい(笑)シオンの今後のためにも、必要でしたね。ティオーナとの今後もいい感じになりそうでよかったです。アベルとの友情もよかったなぁ。
シオンの弟エシャールは、未来のエメラルダとの話が素敵夫婦にニヤニヤできる感じで素晴らしかったです。このシリーズはもしもの過去と、今後の未来を時々垣間見えるのが本当に面白いんですよ。登場人物それぞれに物語がある感じも好き。
ルートヴィッヒの暴走も面白かったです。遂にミーアのありがたいお言葉集まで作り出してしまうとは!過去の姿には切なくなりましたが、今の彼が幸せ楽しそうでなによりです。
サングラント王国編が終わり、次は馬龍先輩の騎馬王国へ!ミーアは美味しいもの情報を手に入れる気満々ですが、また一波乱ありそう。続きも楽しみです!
10巻感想
シオンの危機を救い一段落ついたミーア一行、美味しいものを求めて騎馬王国へ向かったら部族問題に巻き込まれてしまう。しかしそこには蛇に関する重要な情報も含まれていた。残念姫ミーアに新しいお友達もできる10巻。
面白かった!騎馬王国編もキノコみたいな鎧で強いと確信、食べ物で釣れそうなチョロいお友達をゲットなどミーアらしいコミカルな展開から始まりましたが、物語としてはシリアス多めでしたね。新しいお友達慧馬は、ミーアと気の合いそうな残念さを醸し出してる子でいい。食べ物にチョロいとか(笑)
色々と拗らせてたラフィーナも面白かったです。普通の女の子として大好きなお友達と一緒に楽しく過ごしたいという思いと、聖女の矜持に挟まれて苦悩してましたね。今まで聖女として超然としてて、ベルの未来ではラスボス化してしまったラフィーナの可愛らしさがよかったです。闇落ちしてしまうくらいミーアが好きなんだなぁ。短編では、まさかの馬龍先輩フラグきたか!とワクワクでした。馬龍先輩は馬愛が強すぎる以外は、優しく頼れる素晴らしい男性だもの、いいと思う。
電子特典の馬龍先輩とアベルの関係性短編もよかった……。最初の未来、悲劇の未来、そしてミーアがいる幸せな今、馬龍先輩の「やっと来たか、待たせすぎだろう」というところ、馬龍先輩がどれだけアベルとミーアを大切に思ってたかの全てが詰まってて、これは番外編という名の本編だなと思いました。最高です、ありがとうございます。
続きも楽しみ!
11巻感想
騎馬王国の部族問題を解決するための馬合わせから始まり、諸悪の根源蛇の巫女とも対峙する11巻。
馬合わせでは周りが勝手に勘違いして上がっていくミーアの評判、そして新たなお友達作りといつも通りの楽しさでした。天候まで操ってるのでは!?とかまた変な伝説ができてる(笑)馬パンや食事で仲良くなっていくのがミーアらしいなと、ほのぼのしました。
後半は打って変わって、シュトリナ誘拐からの蛇巫女との対峙でしたね。出発前のミーアへ友達アピールしたくて命を懸けだすラフィーナとかも面白かったですけれども、アベルとの屋根上デートがすごくよかった!愛の言葉を言いつつ、悲しみと諦めを抱くアベルへ幸せのために一喝したミーアが勇ましく可愛かったです。
最後の展開は、うん、これで終わるとぽんこつだけど幸せのために頑張るミーアが主役のティアムーン帝国物語らしい終わり方ではないかなと思ったので続いてくれて嬉しいです。もう一人の血縁者らしき女の子は誰なのか、続きも気になります。
アニメ化、おめでとうございます!動くミーア、そしてマスコットキャラ(?)ギロチンくんを楽しみにしてます。
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