公爵令嬢が絶望的な運命に翻弄されながら幸せを見つけていくラブストーリー
- 溺愛とヤンデレのシリアスラブストーリー
- メインの登場人物はほぼ歪みと病み発動
- 打ちのめされながら進んでいく主人公
- ガチのヤンデレを堪能しよう
- 甘さもあるよ!
上巻感想
右からも左からもヤンデレ。
絶望的な状況から逃避行することにしたレイラが、伝説の魔術師に拾われ求愛され、そして……なお話。
濃くておもしろい。メイン登場人物の誰も彼もが歪んで病んで、レイラ超逃げて状態。リーンハルトの妹家族とレイラの交流に癒されました。最初のレイラの打ちのめされっぷりがすごくて、彼女には絶対幸せになってほしい。
ヒーロー二人だったら、私はリーンハルトがおすすめかなぁ。レイラの気持ちが完全にリーンハルトへ傾いてるからね。幸せになれそうなのはリーンハルトなのかなと。
王太子、お母さん、妹それぞれの語りは、身勝手で独りよがりでひどいけれど、どこか憎み切れない人間らしさを感じました。
さぁ、ここからどうなるのか続きも楽しみ。
下巻感想
よかった、よかった……!!
囚われてしまったレイラが王太子や公爵家と向き合い、自分の幸せを選べるようになっていく下巻。
中盤以降の甘さ爆発っぷりが、ギャップあったなぁ。あれだけ辛い経験と選択をしながら、ここにたどり着いたと思うとバカップルも感動ものでした。
生命の危機もあったけれども、王太子とも公爵家とも決別をしなければ、レイラはずっと引きずってしまっていたでしょうから、これが最善だったのかなと。レイラが幸せになれて本当によかった。
リーンハルトの王女との過去、そしてレイラとの出会いによってどれだけ彼が苦悩し彼女を愛するようになったのか、上巻では突然に豹変したように見えたリーンハルトの人間性がわかり面白かったです。愛は激しく重いですが(笑)
夢中で読めるラブストーリーでした。