自称モブな男の子と人見知り美少女霜月さんとラブコメ
- 自称モブの男の子と人見知り繊細美少女の青春ラブ
- 主人公・モブ・ヒロインとはどういう存在か
- ラブコメ世界の意思?に抗う
- 主人公とヒロインの仲良しさにほのぼの
現在1巻まで刊行
1巻感想
仲良くしていた女の子たちが恋した相手竜崎龍馬の元へいってしまい、自分はモブキャラなんだとぼんやり日常を過ごしていた中山幸太郎。そんな彼が竜崎の幼なじみ霜月しほに懐かれて始まるお話。
おもしろかったー!自信を失くしていた男の子が、たった一人の女の子の主人公になるために頑張るのが熱い!
霜月がめちゃくちゃに好みなヒロインで、可愛くて仕方がなかったです。繊細でお姉さんぶるポンコツさん、可愛すぎるでしょうよ。幸太郎の気持ちを察して素直な好きを伝えてくれるのよかったです。
主人公幸太郎は心優しい、優しすぎて相手に合わせすぎてしまう男の子。彼は意識的なスイッチの切り替えで、自分で設定した別人のように振る舞うことができるので、恐らく今までも相手にとって最良だと思う人物像を演じてきてしまったのでしょう。だからこそ、彼が主人公になるには「ありのままの貴方がいい」という霜月が必要だったのかなと思いました。
竜崎は、霜月や他の女の子たちを凄く傷つけていて、無意識だから余計にタチが悪くて、決して好感を持てる男の子ではありません。ただ、そこに未熟な人間らしさも感じて、憎み切れなかったですね。彼も幸せになれるといいなぁ。
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