- 未来予測が可能になった世界
- 予測可能なあらゆる未来で罪を犯す《明日の罪人》
- 歪みを持つ少年少女
- 事件発生のミステリ要素も
現在1巻まで刊行
1巻感想
機械による未来測定によって、将来的に罪を犯す《明日の罪人》として集められた12人の少年少女。どんどんその歪みがあらわになっていく、孤島の学園クライムストーリー。
主人公夕日が探偵役をするミステリのような部分もあり、問題だらけの登場人物たちの将来の罪や歪みと向き合っていく部分もあり、面白かったです。12人と数が多いので、1巻ではあまり語られていない人たちもいますね。
最初は、少し変わった子たちの共同生活なんですが、どんどん闇がにじみ出てくるのよかったです。夕日の歪みもだいぶ根が深そう。彼の穏やかに壊れてる感じが好き。優しい狂気を感じるんですよね。いつも笑顔なカナちゃんのぶっ壊れもよかったし、怪力七三ちゃんも可愛かったです。
みんなの内面が見えてくるほどに、面白くなっていきそうなので続きが楽しみです。