悪夢を殺す少年と祈りと願いの少女のお話。
- 科学よりも人工夢世界が発達した世界
- 悪夢(ノイズ)と戦う少年少女
- 隠蔽された過去の大事件
- 謎多き少女
現在1巻まで刊行
1巻感想
過去と現在が交差しておもしろい!
人工の夢世界が発達した世界、精神を破壊する悪性因子悪夢(ノイズ)と戦う獏の実働部隊リーダー瑠岬トウヤのお話。
科学ではなく、夢世界が発達した現代って感じですかね。過去の因縁が現在に繋がっていく、全体的に暗めでシリアスでした。主要となる登場人物みんなに見せ場があって、素晴らしかった。
主人公トウヤは、心に闇を抱えた男の子ですね。ヒロインメイアは、謎多き女の子。その謎も読んでいくとわかってきて面白かったです。
私が一番感情移入したのは部長レンカさん。彼女の弱く人間らしい繊細さが見えた時、頼りがいのある大人な女性であるように今まで頑張ってたんだなとグッときました。チームメイトの二人も含めて、主人公トウヤとの絆を感じられてよかったです。うさんくさいサラリーマンさんも好きですね。
とても濃厚で満足度の高い一冊でした。