偉大な父とそれを超えたい息子、そして愛されたがりのお姉さん妖精
- 主人公は高校生作家(1巻打ち切りで苦戦中)
- 愛されたがりで相手好みに変化できる妖精お姉さんヒロイン
- お互いに不器用な父と子
- 編集者は、厳しくも優しいお姉さん
- ぶっ飛びイラストレーターや同業でフォロー上手な先生(男)も
感想
早逝した大作家早瀬桜之助の息子、売れない高校生作家明日木青葉こと進太朗が父の遺した家で、傑作のアイディアを授けてくれる謎のお姉さん妖精と出会い始まるお話。
おもしろかったです。勢い重視のおドジお姉さん妖精から迫られるラブコメ、そして父への複雑な気持ちから正反対の作風を続ける小説家な男の子の成長ストーリーでもあるのかなと。
不器用すぎる父と子、ずっと主人公を支えてきてくれた周りの優しい人たちがたまらなくよくて。はみ姉ちゃんの優しさと温かさが大好き。編集者の時とのギャップもいいよね。家族の話に弱いんだよなぁ。
妖精りやなについても、最初はコメディチックでしたが、人外の存在である故の考え方の違いや、生きていた時間の長さの違いを真正面から描かれていたかなと。そんな彼女が、進太朗との交流によって変化してく展開もよいんですよ。へっぽこヒロイン好きとしては、りやな凄くかわいかったです、はい。
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