- ラグビー部主将とピアノができるけど料理は苦手な美少女の青春
- 自分とは全く違う存在との交流で、お互いに色々なことに気づいていく
- スポーツ仲間との絆が熱い!
- 主人公のことが好きなラグビー部マネージャーも……?
- 読んでわかるタイトルに込められた想い
感想
全国大会出場を目指すラグビー部主将の原田伊織。ピアノで有名な美少女同級生瀬尾小春。小春が作ったお弁当を食べてほしいと言われ、昼休みを一緒に過ごすようになった2人の青春ストーリー。
恋愛も部活も青春も全部盛りで面白かったです!メイン2人の不器用すぎるほどの真っすぐさ、挫折や逃げも経験し、周りからのサポートによって乗り越えていく熱さが素晴らしかった。特に伊織が瀬尾ちゃんとのすれ違いによって心が折れてしまった時に、ラグビー部の反発ばかりしていた生意気な後輩が喝を入れるところ、すごく良かったですね。普段は恥ずかしくて言えない本音を叫ぶほど、伊織を主将として慕っていたんだなぁとわかる胸熱シーンでお気に入り。
主人公伊織はラグビーへ一直線な真っすぐさに好感がもてる男の子でした。ゴリラ系マッチョの良さもちゃんと活かされてて、抱きしめるところとか抜群だったなと。ヒロイン瀬尾ちゃんは、大天使級の可愛さでした。清らか天然美少女は最強と思いながら読んでました。あとはマネージャーの美優ちゃん、めちゃくちゃいい子!本当幸せになってほしい。美優ちゃんは、複雑な想いを抱えながらも育む瀬尾ちゃんとの友情が美味しかったです。
主人公たちが追い詰められ胸が苦しくなる部分もありましたが、そこから立ち上がって自分らしく進んでいく姿が眩しい素敵な青春物語でした。