- 顔を知らない推しへガチ恋する男の子と、幼なじみで彼に恋する秘密もち女の子のガチ恋すれ違いラブコメ
- テンション高くコメディ多め
- 主人公もヒロインも心の語りの文字数がすごい!推しへの愛は無限大!
- 幼なじみの兄妹のような関係性を壊したくない葛藤
- ヒロインラブな親友女子、主人公のオタク仲間など個性的な人たち
現在1巻まで刊行
1巻感想
覆面系音楽ユニット『たぶん、きっと、月の下』のボーカルderella(デレラ)へガチ恋している高校生星地春永。彼の幼なじみで片想い中、実はderellaの中の人有真手毬。両想いなようで両想いじゃない2人のすれ違うガチ恋ラブコメ。
面白かった!主人公ハルのオタク語り&ボケ、ヒロイン手毬の恋する乙女の片想い語り、どちらもテンション高めでコメディ成分多めのラブコメかなと。2人とも心の中での語りが多いのは、好みが別れるかも。私はその七転八倒する様子が青春してるなと、微笑ましくなりました。あと、主人公とヒロインが兄妹みたいな関係性というのが好みでして、ハルの手毬への想いと対応がすごく好き。絶対的な信頼によって成り立ってる男女関係が好きなんですよね。手毬の妹ではなく異性としてみてほしい、でも可愛がられるのは嬉しいし今の関係を壊すのは怖いという葛藤もよかった。小動物っぽい手毬が可愛かったです。
他の登場人物もなかなか個性的な人たちばかりで、中でも手毬ラブで、すぐハルを殺して自分も死のうとするカルタが印象的でした。これはヤンデレが好きな人に言うセリフ(?)として有名ですが、彼女の場合は好きな人に何かしでかしたものには死の制裁を、その責任は自分でとるという意味ですからね。覚悟決まってるよなぁ。
イラストも可愛くて、特に表紙とカラーイラストが手毬の可愛らしさ全開で素敵でした。